〇〇日までにNTTの電話と光回線が使えるようにしたいけど開通できる確率を上げるために事前に準備する事と工事日の予約はいつ申し込めばいいのか知りたいです
NTTの電話や光回線を利用する為には回線工事を申し込んで受付担当者と工事日の予約を決めて工事の立ち合いをして無事開通という流れになり
戸建ての場合は最寄りの電柱や地下からビルやマンションの場合はMDF室・IDF・EPS室からの回線を使いたい場所までメタル線や光ファイバーを引き込みますが?
すんなり開通出来ればいいのですが開通工事時のトラブルによって工事に時間がかかったり最悪工事が延期になってしまい場合もあり
電話や光回線を〇〇日には絶対使えるようにしたいという方に限って回線を利用したい日に工事日を予約して工事が延期になってしまい予定が狂ってしまうトラブルが多発しています。
今回は電話や光回線工事が1回で100%開通できる保証が無いのでよくあるトラブルと最低1回は延期になってもいいように予約する理由について解説したいと思います
NTT電話・光回線工事は最低1回は延期になってもいいように余裕をもって予約する事が大切
NTT電話・フレッツ光回線工事を申し込んで工事当日が決まったら建物の最寄りの電話や光回線の設備から回線を利用したい場所まで
メタル線や光ファイバーを引き込む工事を行いますがトラブルによって工事ができない場合は一度延期にしての再工事になります。
☑ 近隣トラブル(戸建ての場合)
☑ 引き込みルートがなく穴あけが必要
☑ 管理会社や管理組合に作業許可を取っていない
☑ MDF室・IDF・EPS室の開錠依頼
☑ NTT側の設備故障・建物側の設備故障
とくに繁忙期の引越しシーズン(2月後半~5月前半)では再工事が1カ月先になってしまう事もあるので最低1回は延期になってもいいように早めに予約を取り
1回の工事で開通出来たら実際に電話や光回線を利用したい日までの間も課金が発生するので少し勿体ないかもしれませんが回線が利用できないよりましと考え
工事が延期になった場合は開通できない理由を解決すると同時に早めに再度工事日の予約を取る事が大切です。
近隣トラブル(戸建ての場合)
戸建住宅の場合は最寄りの電柱や地下から引込まれている引上げ管からの回線を利用したい場所までメタル線や光ファイバーを引き込む工事を行い
電柱から家までの距離が有ったり架空線の高さが取れない場合など近隣住宅の敷地内にある電柱を経由して引き込む必要がある場合は工事当日に声を掛けて許可がもらえれば作業ができますが
☑ 荷物の移動もあるからいきなりは無理でも事前に連絡くれれば対応します
☑ 不在の為声掛けができない
☑ クレーマーで絶対に作業させないと言われる
近隣宅の敷地内に入って作業する場合に荷物の移動をお願いする場合もありすぐに移動する事ができないので今日は無理でもほとんどの場合は事前に連絡すれば対応します
不在の場合も次回工事日が決まったら電話・光回線工事の作業で敷地内に入る事を早めに相談すれば
敷地内に入って作業が発生する場合は逆に工事を申し込む立場になった時に敷地内で作業が発生する可能性があるのでほとんどの場合は許可がもらえて無事に工事ができます。
荷物の移動がある・不在の為声掛けができない場合は近隣の方に回線工事予定がある話をすればいいのですが
ごく稀にいる「絶対に作業させない」と言ってくるクレーマーがいます。
この場合は申込者側からクレーマーに交渉して工事の許可をもらうか電話・光回線工事はNTTに相談して別の電柱からのルートで引き込めるかを相談しましょう。
配管トラブル(引き込みルートがなく穴あけが必要)
宅内工事でメタル線や光ファイバーを設置場所まで引き込む場合は電話線で利用している既設の配管を利用して通線作業を行いますが何らかの原因で配管が利用できないため
通線作業が困難で最悪の場合穴あけが必要になる場合があります。
☑ 既設または新設の配管を利用する
☑ エアコンやパイプ穴などの既設貫通穴を利用する
☑ モールカバーなどを利用した露出配線
☑ 引き込みルートがない場合は穴をあける
メタル線や光ファイバーを引き込むための優先順位は?
既設の配管を利用して引き込みますが当時はメタル線を引き込めたけど長年の劣化で配管の中にダメになっている・ゴミが詰まって通線ができなかった
リフォームをした時に配管が切られたMJ(モジュラージャック)の出し口を隠蔽してしまったなど通線が出来ない場合は内装業者に新設配管を依頼して
通線作業をするためのルートを確保する必要があります。
配管が利用できない場合はエアコンやパイプなどの既設貫通穴やモールカバーをなどを利用した露出配線になります。
配管が無い・天井・床下ルートでもない更に部屋に引き込むための貫通穴もなく
引込みルートがどうしてもない場合はメタル線や光ケーブルが通る位の小さい穴をあける必要がありますが賃貸の場合は管理会社・管理組合に連絡して許可をもらってからの
再工事になりますが今までの経験上9割近くは何らかの引き込みルートはあるので穴開けは発生しませんが引き込みルートがなく穴を開けないと開通できないけど
穴を開けたくないという方はドコモ5GやSoftbankエアーなど工事不要のモバイル回線をお勧めします。
開通できる確率を少しでも上げたい方は有料になってしまいますが
光ファイバーをONUを設置したい場所まで引込めるかの確認と引込ルートがない場合はどうすれば開通できるかを提案してくれるサービスです。
メタル線を利用するアナログ・ISDN・VDSL回線の場合は現場調査を申し込む事ができませんが
開通必須の場合は設備選定という形で事前に配線ルートを確認する事もできる場合があるのでNTTの受付担当に一度相談する事をお勧めします。
「NTTフレッツ光」開通できる確率がアップ!配線ルートを確認する現地調査とは何を調べるのかを解説管理会社や管理組合に作業許可の取り忘れトラブル
電話・光回線工事を申し込み工事日を予約したら工事の立ち合いをするだけではなく工事日が決まったら早めに管理会社・管理組合に早めに連絡をして許可を取る事が大切で
回線工事が延期になるトラブルの半分近くがこの事前に許可を取っていないためになります。
☑ 工事業者が建物自体に入る事ができない
☑ MDF室・IDF・EPS室の開錠ができない
管理会社・管理組合に事前に連絡をして作業許可を取っていない場合は工事業者が防災センターなどで入館手続きをする時に作業許可書が無いため
作業ができない以前に建物に入る事すらできない厳しい建物があり作業ができなくても次回の工事のために目視確認だけでも下見だけはしたい所ですがそれすらできないので
2回目の工事でも延期になる可能性が高くなります。
通線作業は可能はできるけど事前に作業許可を取っていないためMDF室・IDF・EPS室の開錠ができいない場合はとりあえず下見をしながらできる所まで作業をします。
次回工事日が決まったら早めにMDF室・IDF・EPS室の開錠依頼をしましょう。
MDF室・IDF・EPS室の開錠依頼場所を間違えトラブル
工事当日に管理会社・管理組合に立ち会ってもらい必要な場所を開錠してもらう場合はいいのですが当日は立ち会えないのでどこを開錠すればいいですかと言われた場合に
NTTの受付担当にMDF室を開錠してくださいと言われたのでMDF室しか開錠されていないトラブルで
MDF室・IDF・EPS室の開錠依頼をする場所を間違えて工事が延期になるパターンは作業許可を取り忘れた次に多いので回線種別ごとにどこを開錠すればいいのかを解説します。
☑ メタル線を利用したアナログ・ISDN・VDSL回線
☑ 光ファイバーを直接引込むファミリータイプ・マンションタイプ光配線方式
問題:MDF室は1Fで回線を利用したい場所が4Fでメタル線を利用したアナログ・ISDN・VDSL回線の場合に必要最低限開錠が必要な場所はどこを開錠すればいいと思いますか?
メタル線を利用した工事の場合はMDF室から縦系の配線をしなくてもいいように4階のIDFまで引き込まれているメタルケーブルをジャンパー線で接続して
設置場所までメタル線を引き込むので必要最低限開錠が必要な場所は1FMDF室と4FのIDF・EPS室の開錠が必要になります。
建物によっては奇数階・偶数階にしかIDFが無い建物があるので保険としてMDF室と開通階と前後階のIDF・EPS室開錠を依頼する事をお勧めします。
問題:ONU(回線終端装置)を設置する場所は1Fで5FのマンションタイプのSP(スプリッター)をから光ファイバーを引き込む場合はどこを開錠すればいいと思いますか?
メタル線を利用するアナログ・ISDN・VDSL回線の場合は基本的に縦系の配線が不要になりますが直接光ファイバーを引き込むファミリータイプとマンションタイプ光配線方式の場合は
縦系の配線が必要になるため5FのマンションタイプSPから1FまでのMDF室・IDF・EPS室の開錠が必要になりこの図面を見ると1FにもマンションタイプのSPを使えば
配線工事が楽になるのではと思う方もいるかもしれませんがどこの設備を利用するかはNTTの設計担当が建物の空き情報を確認してこの設備を利用するような設計になっているので
1FSPの空きが無いので次の最寄りのSPからの配線工事になっています。
直接光ファイバーを引き込む場合に必要最低限開錠が必要な場所はSPから設置階のMDF室・IDF・EPS室の開錠を依頼しましょう。
どこのSPから光ファイバーを引き込むかは工事日の1週間位前には設計が完了しているのでNTTの受付担当に確認する事で開通できる確率が上がります。
電話や光回線工事の時に開錠が必要なMDF・IDF・EPS室とは何か工事当日はどこを開錠すればいいのかも分かりやすく解説します注意:今回紹介した例はよくある建物での配線工事のパターンで全ての建物に該当はしません。
NTT側の設備故障・建物側の設備故障トラブル
メタル線や光ファイバーを無事に引き込む事ができても最後の確認試験の時に何らかの不具合で開通試験がNGの場合はどこが原因かを調べる必要があります。
特に回線NGになるは既設のメタル線を利用したアナログ・ISDN・VDSL・LANタイプ回線工事に多く
マンションタイプのVDSL方式とLAN方式の場合はMDF室・IDF・EPS室などで各部屋に引き込まれているメタル線・LANケーブルを装置に接続するだけの作業になり
マンションタイプのVDSLとLANタイプ方式のサービスが始まったのは
2000年代前半で装置を設置してから10数年経っている為装置側の設備故障か部屋側に引き込まれている配線がダメなのか切り分けて確認します。
☑ 装置に直接つないで試験が通れば部屋側に引き込まれている配線がダメになっているので建物側の設備担当で修理してからの再工事
☑ 装置に直接つないで試験が通らなければ設備変更をして開通する事も可能ですが設備に空きが無い場合はNTT故障担当が修理してからの再工事
設備ごとにNTT側・建物側と区分があるので建物側の設備は工事業者側で修理する事ができません。
NTT電話・フレッツ光回線工事はトラブルだらけ(まとめ)
NTT電話・フレッツ光回線工事はを申し込んでも
1回で無事に開通できる保証はありませんが申込者の方が回線工事についての知識を身に着け事前に準備する事で開通できる確率を上げる事ができます。
☑ 工事内容を把握する事
☑ 工事日が決まったら早めに作業許可を取る事
☑ 工事は最低1回は延期になってもいいように余裕をもって予約を取る
最初に確認する事は工事内容を把握する事でメタル線を引き込むのか光ファイバーを引き込む工事なのかでどこの設備を利用しての配線工事になるのかが分かれば
管理会社・管理組合にMDF室・IDF・EPS室の開錠依頼したい場所を正しく伝えることで開通できる確率が上がり戸建ての場合も事前に近隣の方に作業で敷地で作業をする可能性があることを
事前に話しておけば工事当日にスムーズに工事する事が可能になります。
NTTの電話・光回線工事は1回の工事で100%開通できる保証は無いので最低1回は工事が延期になってもいいように余裕をもって工事日を予約しましょう
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