ISDN回線が無事に開通できたので電話とFAXの2番号をV30Slim(ターミナルアダプター)の説明書を見ながらなり分け設定をしていますが設定できません
電話やFAXを利用するにはアナログ回線・ISDN回線・ひかり電話などの回線工事が必要です。
今回は1つの契約回線で追加番号を契約する事で2番号利用する事ができるISDN回線ですがアナログ回線と違いデジタル信号をアナログ信号に変換する為に
TA(ターミナルアダプター)が必須になり
機種によって鳴り分け設定方法が違い説明書を見ながら設定する必要があり分かる人には簡単かもしれませんが分からない方は苦戦する最初の難関です。
ISDN電話回線工事を申し込んだ時にNTTのINSメイトV30Slim(ターミナルアダプター)の取付設定まで追加でお願いする事もできますが約6000円程追加料金が掛かり
NTT以外のTAの場合は機種によって工事料金が変わるのでNTTの受付担当に確認が必要ですが自分で鳴り分け設定をすれば工事費用を大幅に抑える事ができます。
今回はNTTのINSメイトV30Slimで電話とFAXになり分け設定をする為の項目についての解説と最後に実践編として例題を出しながら解説したいともいます
INSメイトV30slimの接続方法
INSメイトV30Slimの取付方法はとても簡単なのでISDN回線工事が完了したら実際に取り付けてみましょう。
TAにはISDN回線以外は接続しないでください間違ってアナログ回線信号が伸びているのモジュラージャックに接続すると故障の原因になるので注意してください。
1 ISDN回線が利用できるようになったMJとTAをモジュラーコードで接続
2 電源コンセントとTA側の電源アダプターを付属の電源アダプターで接続
3 TEL1に電話またはFAXを接続
4 TEL2に電話またはFAXを接続
INSメイトV30Slimで電話とFAX用になり分け設定をするには
INSメイトV30Slimで電話番号の鳴り分け設定をするにはPCか電話機を使って設定をします。
PCから設定する方が簡単ですがフレッツ光のホームゲートウェイ(PR-〇〇〇・RV-〇〇〇・RT-〇〇〇)と違いLANケーブルをつなぎ簡単に設定する事ができず
専用の設定ソフトをインストールして232CケーブルまたはUSBケーブルを利用して設定する必要があり少し面倒なので電話の鳴り分け設定だけなら設定項目だけ覚えてしまえば
直接電話で鳴り分け設定をする方が簡単ですが説明書を見ても設定項目が多すぎて分かりにくいのでとりあえず4つの項目だけ覚えておけば大丈夫です。
☑ iナンバーで複数の電話番号を鳴り分け設定する
☑ 相手に表示される発信者番号通知する番号を設定する
☑ ナンバーディスプレイの設定をする
☑ 正しく鳴り分け設定ができな場合は初期化をする
iナンバーで複数の電話番号を鳴り分け設定する
iナンバーを契約すると複数の電話番号を利用する事ができ03-1234-1111と2222の2番号の契約をしてTELポートごとに鳴り分け設定をしない場合?
2222に着信があった時に1111用で使っている電話機も着信音が入ってしまうのでどの番号に着信があったのか分からなくなるのでTELポートごとに鳴り分け設定をします。
iナンバーの設定方法は?
受話器を上げて → ※※※ → 0 → 83 → ※ → 1 → # → 受話器を置く
TELポート1の設定
受話器を上げて → ※※※ → 0 → 84 → ※ → TELポート1で利用する電話番号 → # → 受話器を置く
TELポート2の設定
受話器を上げて → ※※※ → 0 → 85 → ※ → TELポート2で利用する電話番号 → # → 受話器を置く
相手に表示される発信者番号通知する番号を設定する
着信番号をTELポートごとに設定ができたら次に着信相手に表示させる電話番号を設定します。
何も設定しないと電話を掛けた時に相手に表示される電話番号が契約番号になってしまうので発信者番号も必ず設定しましょう。
TELポート1の設定
受話器を上げて → ※※※ → 1 → 20 → ※ → TELポート1で利用する電話番号 → # → 受話器を置く
TELポート2の設定
受話器を上げて → ※※※ → 2 → 20 → ※ → TELポート2で利用する電話番号 → # → 受話器を置く
ナンバーディスプレイの設定をする
INSナンバー・ディスプレイの契約(有料)が必要になりますが
一般の電話回線から着信があった場合でも、発信者の電話番号をナンバー・ディスプ
レイ対応の電話機やファクスに表示させる事ができます。
FAXなどの複合機で利用する場合はナンバーディスプレイの機能を無効化しないと通信できない機種もあるので説明書や分からない場合はメーカに問い合わせる必要があります。
TELポート1の設定
受話器を上げる → ※※※ → 1 → 10 → ※ → 1 → # → 受話器を置く
TELポート2の設定
受話器を上げる → ※※※ → 2 → 10 → ※ → 1 → # → 受話器を置く
正しく鳴り分け設定ができな場合は初期化をする
鳴り分け設定をしたけどうまく設定ができない引越しなどで電話番号が変わったので再度設定変更をしたい場合はINSメイトV30Slimを購入時の状態に初期化する事をお勧めします。
V30Slimを初期化するには?
受話器を上げる → ※※※ → 0 → 999 → ※ → 99 → # → 受話器を置く
V30Slimで実際になり分け設定をしてみよう
説明書にはこの他にも多くの設定項目がありますが取り合えずこの4つの項目だけ覚えればV30Slimの鳴り分け設定ができるので実際に設定をしてみましょう。
例題:iナンバーの契約で03-1234-1111を電話でナンバーディスプレイあり・03-1234-2222をFAXでナンバーディスプレイ無しで鳴り分け設定をする場合。
TELポートごとの着信番号設定
受話器を上げて → ※※※ → 0 → 83 → ※ → 1 → #
※※※ → 0 → 84 → ※ → 03-1234-1111 → #
※※※ → 0 → 85 → ※ → 03-1234-2222 → #
TELポートごとの発信者番号設定
※※※ → 1 → 20 → ※ → 03-1234-1111 → #
※※※ → 2 → 20 → ※ → 03-1234-2222 → #
ナンバーディスプレイの設定
※※※ → 1 → 10 → ※ → 1 → # → 受話器を置く
電話番号の部分を契約番号に変更するだけで簡単に鳴り分け設定をする事ができます。
今回はNTTのINSメイトV30Slimの鳴り分け設定についての解説で難しく見えますが項目さえ覚えれば簡単なのでぜひ参考にしてください
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