光回線を利用していますがインターネットを利用する為に必要な回線速度の目安はどれくらいあればいいのか知りたいです
ゲームをしたり動画や音楽のダウンロード・在宅ワークなどインターネット回線は仕事やプライベートで日常生活に欠かせないもにになりました。
インターネット回線には光回線・CATV・モバイルWi-Fiなど多くの回線種別がありこの回線ではどのくらいの回線速度が出ていれば快適に利用出来るのかとても気になりますよね。
☑普段インターネットを利用する為に必要な回線速度はどのくらい?
☑自宅の回線速度は十分出ているのか?
☑回線速度が遅い場合の改善方法は?
などこれらの悩みで今使っているインターネット環境は本当に最適な回線なのかなど
今回はインターネットを利用する為に必要な回線速度についてと、回線速度が遅い場合の改善方法を解説したいと思います
インターネットの回線はどれくらいの速度が出れば普通?
光回線・CATV・モバイルWi-Fi・ADSLなど多くの回線種別があり最大通信速度も変わり
高速な回線速度の契約プランになるほど月額料金が高くなりますが最大通信速度のみで契約している場合はインターネットの利用環境によっては?
オーバースペックなだけで無駄に高い月額料金を払っている場合が有ります
インターネットを利用する為に必要な回線速度の目安は
こちらは普段インターネットで何をするかによっての必要な回線速度を表にしたものです。
日常生活でインターネットする | 回線速度の目安(ダウンロード) |
メール・LINE・SNS | 1Mbps~5Mbps |
Web閲覧 | 1Mbps~5Mbps |
動画視聴 | 10Mbps~20Mbps |
ビデオ会議 | 30Mbps~50Mbps |
オンラインゲーム | 30Mbps~100Mbps |
メール・SNS・Web閲覧などに必要な回線速度は5Mbps程出ていれば問題なく
YouTube・Amazonプライムビデオ・ネットフリックスなど動画サービスを
HD 1080pなどの高画質で見る場合に必要な回線速度は意外と低く10Mbps程で少し余裕をみて20Mbps位速度が出れば快適に見る事ができ2024年にサービス終了予定の
ADSL回線でも条件がよければ動画サービスを利用する事も可能です。
Zoomなどのオンラインビデオ会議では30Mbpsから50Mbps程でオンラインゲームの場合は
ゲームによって必要な回線速度が変わりFortnite(フォートナイト)などのFPSゲームの場合は70Mbps程の回線速度が出ていれば快適にプレイする事ができますが
Ping値とは
回線速度ばかりに目が行きますがネット検索や動画を見る位なら特に
気にしなくても大丈夫ですがオンラインゲームやWeb会議でをメインとして利用する場合はPing値と呼ばれる応答速度も重要になります。
端末 ➡ サーバーにデータを送信(上り速度)
サーバー ➡ 端末にデータが戻る(下り速度)
Ping値の単位は「ms」で1000分の1で表し
パソコンやスマートフォンからデータを送信してサーバーから端末に戻ってきた応答時間が少なくなるほど快適になり大きくなるほどラグが発生(画面が固まる)しやすくなります。
Ping値 | 速度 |
100ms以上 | 遅い(改善が必要) |
50ms前後 | 普通(オンライン会議が快適) |
15ms前後 | 早い(オンラインゲームが快適) |
Ping値が100ms以上の場合はラグが発生しやすくなる為改善が必要で
モバイルWi-Fiから固定の光回線に切替えたり、無線LANから有線LANに切替える・サーバー側に原因がある場合もあるので少し時間を置いてもう一度試す事で改善される場合が有ります。
50ms前後の場合は普段使いの場合は特に問題なく利用する事ができオンラインゲームを快適にプレイしたい場合はゲームによって必要な応答速度が変わりますが
15ms前後の場合はほとんどのゲームが快適にプレイできます。
光回線方式における回線速度の目安はどれくらい
光回線の回線速度は建物の設備によって通信回線速度が大幅に変わります
ONU(回線終端装置)まで直接光ファイバーを引込む
建物までは光ファイバーその先は電話線を利用する
建物までは光ファイバーその先はLANケーブルを利用する
NTTのフレッツ光回線(ドコモ光・ソフトバンク光・NTTコミュニケーション)など
どこの事業者でも契約内容が違うだけでファミリータイプ・マンションタイプ光配線方式・VDSL方式・LAN方式の3つで工事内容はほとんど同じです。
ファミリータイプ・マンションタイプ光配線方式の回線速度の目安
ファミリータイプ・マンションタイプ光配線方式とは
最寄の電柱や地下・建物内のMDF室・IDF・EPS室などの光設備がある場所から電話線の配管を利用・エアコンや貫通穴を利用したり最悪壁に穴開けをして
ONU(回線終端装置)を設置する場所まで直接光ファイバーを引込みます。
フレッツ光ネクスト(戸建・マンション) | データ受信(下り) | データ送信(上り) |
ファミリータイプ・マンションタイプ | 最大100Mbps | 最大100Mbps |
ハイスピードタイプ | 最大200Mbps | 最大100Mbps |
ギガファミリー・ギガマンション | 最大1Gbps | 最大1Gbps |
フレッツクロス(今現在ファミリータイプのみ) | 最大10Gbps | 最大10Gbps |
直接光ファイバーを引込むタイプの通信回線速度は?
最大100Mbps~10Gbps(ベストエフォート)までの高速通信サービスを利用する事ができ
ギガファミリー・ギガマンションプランで実際に出る回線速度は300Mbps~500Mbps位が目安になります。
ファミリータイプの場合は一つの線をスプリッターで最大8分岐マンションタイプの場合は月額料金が若干安くなりますが最大32分岐する為
時間帯によって通信速度のバラツキがあり不安定になりますがメール・Web閲覧・動画視聴など普段使いの場合は問題なく利用する事ができます。
月額料金はファミリータイプハイスピードプランで約5500円ギガファミリープランで約6000円フレッツクロスの場合は一気に値段が上がり約8500円でしかも
10Gbpsの回線をフルに使うにはネットワーク環境も整える必要があり10Gbps対応のLANボードの交換とHUB・ルータ・CAT6A以上のLANケーブルが必要がありますが
高いお金を払ってネットワーク環境を整えても高速な回線速度を利用するサービスは今のところほぼ無いのでギガプランで契約する事をお勧めします。
マンションタイプVDSLの回線速度の目安
マンションタイプVDSL方式とは?
光回線だけど本当の光回線ではなく
最寄の電柱や地下からMDF室・IDF・EPS室などの共用部までは光ファイバーで
その先はVDSL装置で信号を変換して各部屋まで引込まれている既設のメタルケーブルを利用する為直接光ファイバーを引込む工事より短時間で開通する事ができます。
VDSL方式の場合は開通時にトラブルになる場合があり代理店の光回線を申込むサイトでは
マンションタイプ最大通信速度1Gbpsと大きく記載されていますが建物の環境によってはVDSL・LAN方式になる場合が有りますや代理店からの工事内容の説明の時100Mbps回線になる説明をされない場あるので
マンションタイプで契約する場合は光配線方式・VDSL方式・LAN方式のどのプランになるのかを確認する事がとても大切です。
電話線を利用したVDSL方式の通信回線速度は?
フレッツ光ネクスト(マンション) | データ受信(下り) | データ送信(上り) |
マンションタイプ(VDSL方式) | 最大100Mbps | 最大100Mbps |
ベストエフォートで最大100Mbps実際の速度は60Mbps~80Mbps位が目安になります。
直接光ケーブルを引込む1Gbpsの回線とVDSL方式の100Mbpsを数字だけで見比べるとVDSLの回線速度は遅いと思われがちですが
60Mbps位の速度が出ていれば動画サービス・ビデオ会議・オンラインゲームなど快適にインターネットを利用する事ができます。
マンションタイプLAN方式の回線速度の目安
マンションタイプVDSL方式とは?
こちらも光回線だけど本当の光回線ではなく
最寄の電柱や地下からMDF室・IDF・EPS室などの共用部までは光ファイバーで
その先はLANタイプの装置で信号を変換して各部屋まで引込まれている既設のLANケーブルを利用する為直接光ファイバーを引込む工事より短時間で開通する事ができます。
電話線を利用したLAN方式の通信回線速度は?
フレッツ光ネクスト(マンション) | データ受信(下り) | データ送信(上り) |
マンションタイプ(LAN方式) | 最大100Mbps | 最大100Mbps |
ベストエフォートで最大100Mbps実際の速度は60Mbps~80Mbps位が目安になります。
直接光ケーブルを引込む1Gbpsの回線とLAN方式の100Mbpsを数字だけで見比べるとVDSLの回線速度は遅いと思われがちですが
60Mbps位の速度が出ていれば動画サービス・ビデオ会議・オンラインゲームなど快適にインターネットを利用する事ができます。
回線速度が遅いと思った時に確認する事は?
1Gbpsの回線なのに100Mbps以下しか速度が出ない・普段よりも回線速度が遅くなった時は通信機器の不具合・利用方法光回線自体の問題があります。
☑ONU(回線終端装置)やWi-Fiルータなどの通信機器の不具合
☑無線ルータの設置場所を変更する
☑古いLANケーブルを使用している(cat5以下)
☑ルータやHUBが100Mbpsまでしか対応していない
ONU(回線終端装置)やWi-Fiルータなどの通信機器の不具合
Wi-FiルータやHGW(ホームゲートウェイ)は24時間常なので何らかの原因で通信機器の不具合で回線速度が遅くなる場合が有ります。
回線速度が異様に遅くなった時は電源の抜き差しなどでルータ・パソコン・スマートフォンを再起動するだけで今まで通りに利用できる可能性が有りますがもし改善されない場合は?
機器故障の原因も考えられるのでルータの買換えやNTTからのレンタル品は故障担当に連絡して端末交換などの対応が必要になります。
無線ルータの設置場所を変更する
無線LANで利用している場合はルータを置く場所によってインターネットが利用できなくなる場合がありテレビ・冷蔵庫・電子レンジなどの近くやメディアBOXや棚の裏など
Wi-Fiの電波を遮ったり他の電波の影響で大幅に速度が低下する場合がありるので無線ルータの設置場所を変更する事でネット環境が安定する場合があります。
設置場所を変更しても改善されない場合は障害物に強い無線ルータ・中継器を利用する事で改善される場合もあるのでお試しください。
古いLANケーブルを使用している(cat5以下)
1Gbpsの回線でHUBとルータも1Gbps対応している物を利用しているのに100Mbps以上の速度が出ない場合は古いLANケーブルをそのまま利用している場合が有るので確認が必要です。
規格(カテゴリー) | 通信速度 |
CAT5 | 100Mbps |
CAT5e | 1Gbps |
CAT6 | 1Gbps |
CAT6a | 10Gbps |
CAT6e | 10Gbps |
CAT7 | 10Gbps |
1Gbpsの回線で100Mbps以下の速度しか出ない場合はONUとルータ・HUB間に接続されているLANケーブルの規格がCAT5以下を利用している可能性があるので交換しましょう。
LANケーブルを交換する場合は10Gbps対応のCAT6aがお勧めでCAT7以上今現在では意味が無いので購入する必要は有りません
ルータやHUBが100Mbpsまでしか対応していない
1Gbpsの回線で100Mbps以下の速度しか出ない場合はLANケーブルと同様にルータやHUBが対応していないギガに対応している場合でも100Mbpsポートに接続されている場合も
あるので機器や接続方法を確認して対応していない場合はギガ対応のルータ・HUBに交換しましょう。
インターネット回線速度の目安や不具合で回線速度が低下した時に確認したい改善方法の紹介でしたぜひ参考にして下さい
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