最近では昔の漫画が流行っています
私が小学生の頃にコレ面白いなと見ていたテレビアニメでも放送されていた『GS美神 極楽大作戦!!』という漫画ですが
大人になって読み返すと個性のある登場人物・設定内容・ストーリがとても衝撃的で面白く私の中では1990年代の漫画で一番面白い漫画だと思っています。
今回は意外と知らない人が多い漫画で、騙されたと思って一度は読んで欲しい名作『GS美神 極楽大作戦!!』を紹介したいと思います。
GS美神 極楽大作戦!! とはどんな漫画?
『GS美神 極楽大作戦!!』(ごーすとすいぱーみかみごくらくだいさくせん)とは日常のドタバタや妖怪や悪霊を退治していくオカルトコメディーで
『椎名高志』(しいなたかし)先生により1991年から1999年まで週刊少年サンデーで掲載されて単行本全39巻1993年からはテレビ版がGS美神というタイトルでアニメ放送され劇場版も公開されました。
GSとは(ゴーストスイーパー)の略で悪霊や妖怪を退治する職業です。
個性のある美神除霊事務所の登場人物!!が面白い
美神除霊事務所で働いている主な登場人物は3人で自分の欲望の為に働く
美神令子(みかみれいこ)と助手のアルバイト学生横島忠夫(よこしまただお)幽霊ですが3人?の中では一番まともなおキヌちゃんがトラブルに巻き込まれ事件を解決していきます。
世の中お金が全ての主人公『美神令子(みかみれいこ)』
華麗で美しくボディコンが特徴、20歳という若さで美神除霊事務所の所長で
世界最高クラスのGS(ゴーストスイーパー)でとにかく世の中お金が全てという考えで多額の報酬の為には、ヤクザ・悪魔・神様からでも仕事の依頼を受けてお金を巻き上げ稼ぎまくります。
そして負けず嫌いな性格で自分の目的達成の為には簡単に神様や仲間を見捨てる醜い一面もありますが意外と仲間思いで面倒見が良くとても信頼されています。
美神は「お金が好きなわけではなく、お金を力に変えて相手を屈服させるのが好き」と悪魔より悪魔な性格の持ち主で
稼いだお金は自分の為なら幾らでも使い事不祥事・トラブルがあっても警察・報道関係者お金をばらまき何も無かった事にもみけし神様から能力をお金で買ったりと何でもありですが
自分以外にお金を使う事に抵抗があり従業員の給料は2021年現在の最低賃金の半額以下で
助手の横島君にはブラック会社もビックリの時給250円で幽霊のおキヌちゃんには日給30円で働かせたりと酷い扱いをしています。
時給250円で働くセクハラ少年『横島忠夫(よこしまただお)』
美神が従業員募集のために従業員のアルバイト募集の求人広告を貼り付けている時に美神に使って下さいおねー様と抱きついてきたスケベなバイト学生の横島君です。
セクハラをした美神にじゃー後で連絡するからとその場で不採用になりますが、引き下がらずどうしてもおねーさんみたいな美人な人と一緒に働きたいです、何でもやりますからとお願いしたところ
正直で素直さに免じて時給250円で採用になりその後時給が5円上がり255円になります
アルバイトの求人広告にはスリルとサスペンスありでも危険な事はありませんと書いてありますが、
時給250円で命懸けの仕事をする事になりいつも危険な事(モノノケに憑かれやすい体質でよく囮や人質として連れて行かれる)は絶対にやりたくないと言っていますが毎回美神の誘惑に騙され酷い扱いをされています。
とにかくスケベで美神の入浴には必ず覗こうとしたり、美人であれば神様や悪魔にも手を出そうとしますが実はスケベが力の源で妄想を膨らませることにより信じられない能力を発揮します。
最初はただの荷物持ちのセクハラ少年ですが物語の中盤でGSの資格を取得してからは
見習いながらも少しずつ力を着けて物語の後半では美神に実力を認められて実際の時給はいくらになったのかは分かりませんが
美神さんが「時給500円は上げすぎかな?」というシーンが有るので時給が500円位まで上がっていますそれでも500円とは時給安すぎです。
幽霊だけど優秀な助手『おキヌちゃん』
幽霊だけど3人の中では一番まともでしっかり者の常識人、明るく、ちょっとドジだけど可愛い優しい幽霊おキヌちゃんです。
300年前に人柱になって死んだ少女で山の神様に向いてないので横島くんに
代わってもらおうと襲いかかりますが失敗して逆に襲われてしまった事が最初のキッカケでとある事件が解決後に山の神様から開放され成仏しようとしたけど成仏のやり方を忘れてしまい
除霊報酬分を稼ぐために日給30円で働く事になります
主な仕事は事務所の家庭的な仕事を担当しています。おキヌちゃんがいないとすぐに事務所が荒れてしまう、美神が横島をしばく時もまあまあとクッション的な役割もしています。
物語中盤で300年の時を経ち人間に戻るり、幽霊だった頃の記憶のおかげでネクロマンサー使いとして開花します。その後もGS学校に通いながら美神の助手として働いています。
ブラック会社もビックリ『時給250円』『時給255円』という設定
GS美神といえば一番最初に思い浮かぶのは時給250円・時給255円という労働基準法違反で
日本の最低賃金の半分以下でブラック会社もビックリな設定ですがお金よりも自分の欲望(スケベ)を優先して常に危険な仕事を頑張っている横島くんが凄すぎます。
私もブラック会社で働いていて危険な作業もあり1日平均13時間勤務をしていますがコレを時給250円と時給255円で計算すると。
250円×13時間×23日=74750円
255円×13時間×23日=76245円
約75000円あれば家賃、光熱費など毎月の固定費を払った残りの金額でも贅沢をしなければギリギリ生活する事ができる収入ですが私なら美人で仕事ができて尊敬できる上司でも直ぐに辞めて別のアルバイトを探すと思います。
日曜日朝8時半から放送していた伝説のアニメ
テレビアニメが放送されていた時は当時小学4年生位の時だったと思います。毎週ビデオに録画して何回も見ていました。特に凄かったのは今では考えられないほどの豪華でした。
1: 豪華声優人
同時期に放送されていたドラゴンボールのベジータ役の堀川りょうさんが横島忠夫役をブルマ役の鶴ひろみさんが美神令子役を担当して息もピッタリで2人のやり取りがもの凄く笑えました。
そして偶然にもドラゴンボールZではセル編が放送されセル役の若本則夫さんが悪魔パイパー役を、同時期に別の漫画で共演これはドラゴンボールも好きだった私にとってはスゴく嬉しかったです。
その他には名探偵コナンの毛利蘭(もうりらん)役の山崎佳奈さんが小竜姫とマリア役を担当
青野武さんがドクター・カオス役、クレヨンしんちゃんのまつざか先生役の富沢美智恵さんが小笠原エミ役など豪華有名な声優ばかりで凄すぎます。
『 Prime Video』 でGS美神を見放題 無料体験あり
2: 深夜枠の放送内容ですが
当時は面白いアニメだなと何となく見ていましたがもボディコン姿の美神や結構露出が多いお色気シーンやちち・しり・ふとももと言いながら横島が飛びつくセクハラシーンなどもあり
今見直すと時代的に当時は放送規制が緩かったという事もあるかもしれませんが日曜日朝8時半から放送されていてこのシーンはマズイんじゃないかなと思うシーンもたくさんあります。
平成初期の頃なので規制が緩い時代だから放送できましたが今現在放送されていたら絶対に深夜枠だと思います。
3: ドラゴンボールとコラボ?
テレビアニメ版の中でも一番お気にお気に入り回で第12話『厄珍堂にご用心!?』単行本では2巻『サイキック・パワー売ります!!』という話で
風邪だダウンした美神の代わりに呪術用品専門店『厄珍堂(やくちんどう)』へお使いに行った横島が
店主の厄珍からどんなバカでも1粒飲めば300秒エスパーになれる薬『カタストロフーA』を貰い勝手に美神の代役として依頼を受けてお金儲けをしようとする話です。
このラストで横島君が一度に大量の薬を飲み『超サイヤ人』になるシーンがあり
おおおおベジータみたいでカッコイイなと見ていましたが横島くんなので薬の副作用でもともとあんまり詰まってなかった頭が空っぽになりしばらく頭がパーになってしまったというオチがあります。
最高に面白い漫画『GS美神 極楽大作戦!! 』の魅力
1991年に掲載がスタートして30年前の作品ですが今でも繰り返し読みたくなる漫画です。個性のあるキャラクターがたくさんいて基本は短編のギャグ漫画でとてもシリアスな話でもギャグを入れてくる所が椎名高志先生のセンスがよすぎます。
商売敵で普段は仲が悪いですが実は仲がよく長編でGSスイーパーどうして協力して強敵と戦っていくシーンなどは見ていてワクワクします。
最高に面白い漫画『GS美神 極楽大作戦!! 』ですが意外と知らない人が多い作品でもあります読んだ事がない方は騙されたと思って一度読んで欲しい作品ですハマりますよ。
楽しく読みました。ところで、この箇所ですが、素直に読むと『ボコボコにされてしまう』の主語は「おキヌちゃん」となります。そのようなシーンはあったかなあと思うと、何かの書き違いかと考えましたのでご指摘のみ。→<美神が横島をしばく時も『まあまあ』とクッション的な役割をしているのでボコボコにされてしまうシーンも>
文章おかしかったですね修正しました。m(_ _)m