NURO光は他の光回線より通信速度が速いと聞いたので興味がありますが申し込む前に工事内容などNTTフレッツ光との違いについて知りたいです
NURO光はNTTフレッツ光やほかの事業者の回線より通信速度が速い事が最大のメリットですが
NURO自体は独自の光ファイバーの設備がなくNTTの空いている設備(ダークファイバー)を利用しているため開通工事までの期間が長く3カ月くらいかかる事もあるのがデメリットです。
今回は高速NURO光を申込もうか悩んでいる方に向けて工事内容やメリット・デメリットについて解説したいと思います
高速NURO光とはどんなサービス
高速NURO光とはソニーネットワークコミュニケーションズの事業者プロバイダーSo-netのネットワーク基盤「NUROネットワーク」を使った個人向けのインターネット接続サービスで
So-netのインターネット接続サービスプランとして世界最速10Gbpsの高速回線サービス「NURO 光コース」がありPC・スマホにオンラインゲーム・ストリーミングでドラマ視聴など
複数端末で同時に使用しても遅延なく快適に利用する事ができます。
☑ 世界最速10Gbpsの高速回線が利用できる
☑ NURO光は今現在一部地域でしか利用できない
☑ キャンペーンで工事費無料・初年度980円~利用できる
☑ インターネットだけでは無くひかり電話も利用可能
☑ NURO光の工事は2回ある為開通に時間が掛かる
☑ NURO光が開通するまでも安心無料のレンタルWi-Fiが利用できる
高速NURO光は世界最速10Gbps(ごく一部の地域で20Gbps)の高速回線が利用できる
NURO光は最大速度10Gbpsのインターネット回線を利用できる10Gプランを提供(ごく一部の地域では20Gプランもあり)しており通常プランと比較して5倍の通信速度が評判ですが
10Gbpsの対応した環境を準備する為には今現在3万円位掛かるのと条件を満たしても実速度は4Gbps位になります。
注意:2~10Gbpsの回線をフルに利用するには10Gbps対応のルータやHUBとCAT6A以上のLANケーブルパソコン側のLANポートをの交換が必要になります。
NURO光が高速と呼ばれている理由はNTTフレッツ光の利用者数が多く分岐が多いためです。
NTT系の光回線は局舎から出た1Gbps(最大1.25Gbps)が最大32分岐されており、そのほとんどが使用されていると言われています。
理論上1Gbps出せるのですが単純に32等分すると1回線につき、約30~40Mbps程度になってしまいます。
この32分岐したフレッツ光・コラボ光とも回線を共有しているので自宅の周辺でフレッツ光系の回線を使用しているユーザー同士で回線渋滞が起こります。
一方NURO光では最大2.5Gbpsを32分岐で利用されておりNTT光回線に比べるとユーザー数がまだ少ないためハイスピード通信が可能となっています。
動画視聴やオンラインゲームなどこのようなインターネットの利用ならコスパ重視の2Gbpsプランがお勧めで
今現在高いお金を払って2Gbps以上に対応したネット環境を用意しなくてもフレッツ光より高速で快適に利用する事ができます。
2Gbpsのプラン | 環境によって多少変化します |
平均ダウンロード速度 | 749.84Mbps |
平均アップロード速度 | 679.24Mbps |
NURO光は今現在一部地域でしか利用できない
NURO光はNTTフレッツ光とは違い今現在エリア拡大中ですが一部の地域でしか利用できないので申込む前にお住まいの地域が対応エリアなのかを公式サイトから確認しましょう!
北海道:石狩市、恵庭市、江別市、小樽市、札幌市、千歳市、室蘭市
苫小牧市、登別市、北広島市、石狩郡当別町
関東:東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県
東海:愛知県、静岡県、岐阜県、三重県
関西:大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良
中国:広島県、岡山県
九州:福岡県、佐賀県
高速NURO光はキャンペーンで工事費無料・初年度980円~利用できる
NURO光の工事費用は定期的にキャンペーンを実施していて
工事費無料、初年度月額980円で利用する事ができ他社回線の解約違約金を一部負担したり無事開通すると4,3000円のキャッシュバックもあるのでとてもお得です。
開通月 | 1ヶ月目 | 2~12ヶ月目 | 13~36ヶ月目 | 37ヶ月目~ |
---|---|---|---|---|
月額基本料金 | 5,200円(最大) | 5,200円 | 5,200円 | 5,200円 |
基本工事費 / 割賦 | 1,230円 | 1,222円 | 1,222円 | ー |
特典割引金額 | 新規入会特典 -4,220円(最大) 工事費相当割引 -1,230円 | 新規入会特典 -4,220円 工事費相当割引 -1,222円 | 工事費相当割引 -1,222円 | ー |
お支払い金額 | 〜980円 別途、契約事務手数料3,300円が発生 | 980円 | 5,200円 | 5,200円 |
NURO 光は開通が遅れても4ヶ月以上かかったら最大15,600円補償特典あります。
「NURO 光は申し込みしても一向に開通しない」という評判や口コミがあるのも事実ですがNURO 光では開通までに4ヶ月以上かかった場合に補償を実施する運びとなりました。
例えば1月12日にNURO 光を申し込んだ場合4月になっても開通していなかった場合、以下のように補償の金額が発生します。
1ヶ月目:1月
2ヶ月目:2月
3ヶ月目:3月
4ヶ月目:4月⇒5,200円
5ヶ月目:5月⇒10,400円
6ヶ月目:6月⇒15,600円
申込み月を1カ月目として、4ヶ月目・5ヶ月目・6ヶ月目以降に開通した場合で、最大で15,600円が受け取れる仕組みです。
電話番号を変わらずに利用できるNURO光でんわ
NURO光はインターネットだけではなく電話も利用する事ができ他社回線からの乗り換えでも同じ電話番号で移行(番号ポータビリティ)を利用する事ができます。
ただしNTTフレッツひかり電話と違い1契約で1番号のみ利用可能なので電話:03-1111-2222 FAX:03-1111-3333と電話番号を分けて利用する事が出来ないのが欠点です。
NURO 光 でんわは110番・119番などの緊急電話や時報などにも対応していますが停電時でもNTTの終章局から電力を供給しているメタル回線を利用したアナログ回線と違い
IP電話はインターネット回線を利用しているため宅内の電気が利用できない場合は通話する事が出来ません。
「NURO 光 でんわ」の基本料金は加入電話より安く設定されていてNTT東日本の基本プランはプッシュ回線で月額料金が1,760円距離や時間帯によって通話料が変わりますが
時間帯や距離に関係なく3分7.99円で利用する事ができます。
高速NURO光の工事内容は2回立会が必要な為開通までに時間が掛かる
NURO光は独自の光設備が無いので
NTTの空いている設備(ダークファイバー)を利用してする為工事内容が独特で2回立会が必要になりフレッツ光と比べると開通までに時間が掛かります。
ダークファイバーとは
敷設された光ファイバー回線のうち、未使用で光信号が通っていない・稼働していない芯線の事光ファイバーの敷設工事は莫大なコストが掛かるためあらかじめ多めに
光ファイバーを設置され予備のダークファイバーを借りてインターネット接続サービスを提供した回線のことをダーク回線と呼ばれる
NTTフレッツ光の工事で戸建の場合は最寄りの電柱や地下から、ビルやマンションでの開通工事の場合はMDF室や設置場所の最寄り階にあるIDF・EPS室などにあるSPから
端末設置場所までの配線工事を行うので1回の工事で開通する事ができますが
NURO側の工事業者はNTTの光設備を触る事ができないので宅内工事のみ行います(作業時間1~2時間)
☑ 建物外壁にキャビネットを取付ける(戸建の場合)
☑ MDF室などにあるPT盤付近に光キャビネットを取付ける(ビル・マンションの場合)
☑ 光キャビネットから端末設置場所まで光ケーブルを引込む
☑ 光コンセントを取付ける
☑ ONU(回線終端装置)を取付ける
光ファイバーを引込む場合の優先順位は既設の電話線が引き込まれている配管を利用しますが配管がダメな場合はエアコン穴など利用して部屋に引込みます。
配管・既設穴が利用できず引込ルートが無い場合は最悪光ファイバーを通す為に数ミリの穴開けが必要になり穴を開けたくない場合は工事を中止する事ができるので工事業者に伝えましょう。
ビルやマンションの場合はNURO側の工事日が決まったらMDF室や何階のIDF・EPS室など光キャビネットを設置する分界点の場所を確認します。
工事当日に開錠する場所はMDF室と端末を設置する階から分界点になる光キャビネットを設置する場所の間にあるIDF・EPS室を早めに管理会社・管理組合に依頼します。
例:光キャビネットを設置する分界点が2階で端末設置場所が6階の場合はMDF室と2~6階のIDF・EPS室開錠を依頼します(よくある建物の場合なので全ての建物に該当しません)
電話や光回線工事の時に開錠が必要なMDF・IDF・EPS室とは何か工事当日はどこを開錠すればいいのかも分かりやすく解説しますNURO側の宅内工事が無事に完了したら次はNTT側の工事になります(作業時間1~2時間)
☑ 最寄りの光設備から建物に取付けられた光キャビネットまで光ファイバー引込み接続する
☑ MDF室や最寄り階のPT盤付近に光キャビネットを取付ける(ビル・マンションの場合)
NTT側の工事は戸建の場合では最寄りの電柱や地下にある光の設備から建物外壁に取付けられた光キャビネットまで光ファイバーを引込み接続作業を行います。
ビルやマンションの場合はMDF室・IDF・EPS室など最寄り階に近いPT盤付近に分界点になる光キャビネットを取付けます接続作業を行います。
こちらもNTT側の工事日が決まったら管理会社・管理組合に開錠依頼をしないと工事が延期になってしまうので早めに連絡する事が大切です。
NURO光の工事はNTT側・NURO側と分界点を設ける必要があり工事が2回になってしまうので開通するまでに時間が掛かってしまいます。
工事日の日程を変更したい場合
都合が悪くなり工事の立ち合いができなくなった場合は1回目・2回目とも前日までにNURO光開通センターへ連絡すれば日程の変更やキャンセルをする事ができます。
☑ 東日本エリア:0120-201-761
☑ 西日本エリア:0120-130-624
(無料 / 9:00 ~ 21:00 / 年末年始除く年中無休)
工事の立ち合いは申込者でなくても大丈夫なので家族の方など代理で立ち会ってもらう事も可能ですが何かあった時の場合に工事業者から設置場所や配線ルートの確認で
連絡が来る可能性があるのでいつでも電話に出られるようにしておきましょう。
NURO光が開通するまでも安心無料のレンタルWi-Fiが利用できる
NURO光の工事は開通するまでに3~4ヵ月掛かる事もあり
開通までに時間が掛かると言う不満の声が多くこれを改善する為にNURO光を申込んだ方限定で最大2カ月間ホームルーターを最大2カ月無料、3カ月目から有料でレンタルする事ができます。
NURO光ホームルーター | 月間容量無制限プラン | 月間12GBプラン |
3ヶ月目以降の月額料金 | 5,148円 | 2,178円 |
3カ月目以降は有料ですが開通に4カ月以上かかった場合は最大で15,600円分の保証があるのでその分をホームルーターレンタル料金の費用とすれば負担を少なくする事ができます。
NURO光をこれから申込みたい方に向けて(まとめ)
NURO光はNTTフレッツ光とは違い2回工事があるので開通するまでに時間が掛かり大変ですが開通するまでサポートとしてNURO光のホームルーターをレンタルする事もできるので
開通するまでインターネットが利用できないという事が無いので安心して開通するのを待てるのも魅力の一つです。
高速NURO光の工事は他の光回線と比べると少し面倒な事もありますが開通出来れば高速回線でインターネットを楽しむ事ができるので興味のある方は参考にしてください